絶対に恥をかかない! 神社の参拝作法ガイド【保存版】

古来より私たち日本人の生活に寄り添ってきた神社。神霊を祀る場所である神社では、様々な作法やマナーが存在します。

清々しい気持ちで参拝していても、基本的な作法やマナーができていなければ、周囲の人々を不快にさせてしまうかもしれませんし、せっかくのご利益も受けられないかも??

今回は参拝の方法や服装、時間帯など、神社の参拝にまつわる作法(※)をご紹介します。

※参拝の作法・マナーについては諸説あり、一概に「正しい」と言えるものはありません。本記事では、一般的に推奨されている作法・マナーを取り上げています。

神社の参拝方法

神社の境内は「俗世とは隔絶された清浄なる場」という認識のもと、神さまに失礼にあたらない態度で望むことを意識しましょう。

参拝の前に携帯電話の電源を切り、飲食や喫煙を済ませ、帽子を脱ぐように。それでは、神社に入るところから神社を出るところまで、1つ1つの参拝方法を説明していきます。

鳥居のくぐり方

神社の入り口に必ず存在する鳥居。こちらは、一般社会と神域を区切る結界のような意味があるとされています。

そのため鳥居をくぐる際には、「(神域に)お邪魔します」という意味を込めて、一礼してからくぐることが推奨されています。

参道の歩き方

鳥居をくぐったあとは、参道を歩いていきます。このとき、参道の真ん中は歩かないようにするのがマナー。

参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、「神さまの通り道」とされています。参道の端を歩くことは、神さまの歩行を邪魔しないための配慮というわけです。

手水の作法

神前に近づくと手水舎(てみずや、ちょうずや)があります。手水は私たち人間の穢れ(ケガレ)を祓(はら)う行為であり、神さまにお参りするための前準備だと言えます。

1.右手で柄杓(ひしゃく)に清水を汲み、左手を清める

2.柄杓を左手に持ちかえ、同様に右手を清める

3.再び柄杓を右手で持ち、左の手の掌に水を受け、口をすすぐ(※柄杓に直接口をつけるのはNG!)

4.もう一度左手をゆすぐ

5.柄杓を立て、残った水で柄杓の柄を清めてから、元の位置に伏せて置く

日本人なら知っておきたい「手水」とは?

拝礼の作法

拝殿に臨むと、いよいよ祈願です。まずは小銭を賽銭箱に入れ、鈴(あればの場合)を鳴らしましょう。諸説ありますが、これは音を立てて、神さまに自分が伺ったことを知らせる意味があるとされています。

次に重要なのが、「二拝二拍手一拝(※)」と呼ばれる作法。「拝(はい)」は深いお辞儀のことであり、「拍手(はくしゅ)」は手を打ち鳴らすことを指します。どちらも、神さまへの敬意を示す敬礼作法であり、併せて行なうことが推奨されています。

※神社によって、特殊な拝礼作法を行っているところもあります。また、「二礼二拍手一礼」と呼ぶ場合もあります。

1.神前に進み、姿勢を正して、深いお辞儀を二度繰り返す(二拝)

2.胸の前で両手を合わせ、右手を少し引いた状態で二回手を叩く(二拍手)

3.ずらした手を元に戻し、祈念をこめる

4.両手を下ろし、もう一度深く頭を下げる(一拝)

神社を出る際の作法

帰りの際は行きと同様に、参道の真ん中を歩かないようにして、鳥居をくぐります。鳥居をくぐった後は、「お邪魔しました」という意味を込め、鳥居に向かって一礼すると良いでしょう。

参拝時の服装は?

神社の境内では帽子をかぶったり、過度にアクセサリーをつけたり、極端に肌を露出した服を着たりするのは慎み、なるだけフォーマルな格好をするよう心掛けましょう。

▼一般的にNGとされる服装

  • サンダル
  • 過度なアクセサリー(ドクロなど)
  • 帽子
  • 極端に肌を露出する服(短パン・へそが出る服)など

なお、伊勢神宮への正式参拝や、社殿内に入るなど特別なお参りの際には、着物やスーツ(ジャケット・ネクタイ)などの改まった服装が推奨されます。

参拝の時間は?

特に決まった時間が定められているわけではありませんが、一般的に参拝の時間は午前中が望ましいとされています。

これは、午前中(特に早朝の時間帯)は人通りや雑念が少なく、空気が澄んでいて神域を感じやすいと考えられているため。

ほかにも、陽が昇るうちに、神さまにご挨拶する方が失礼ではないといった意見もあります。

喪中や生理のときは、参拝に行ってはいけない?

神霊は人間の穢れを嫌うと考えられています。穢れとは気力を失っている状態(気枯れ)のことであり、病気や怪我(血)、身近な人の死などは気力を失う原因となります。

そのため、喪中時には(忌明けするまで)神社への参拝や神棚への拝礼を控えたり、生理中の女性は参拝を控えたりする習慣があるのです(「血が汚い」という理由ではありません)。

最後に

縁結びや学業成就、商売繁盛など様々なご利益があるとされる神社。作法やマナーを守って参拝していれば、受けられるご利益も多くなるかも??

また、本来神社は神霊に祈願をする場ではなく、感謝をする場でした。そのことを受け、神社では”お願い”ではなく、”宣言”をするように推奨されることがあります。

作法やマナーを守って参拝していれば、自ずと背筋もピンと伸び、気持ちもびっしりしてきますし、その上で自分の願望を宣言をしてみると決意も一層堅くなりますよ。

(取材協力:生島神社

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1994年生まれ、大阪出身。DATEMAKI編集長。複数のメディアの立ち上げに関わりながら、ライター・エディターとして活動している。「個の夢が否定されず、それぞれの人が自分らしく活きられる世界」を。